【本音解説】クレジットカードの選び方が良くわからない人へ 4つのヒント

3,000種類以上もあるクレジットカード。この中からどうやって自分が探しているカードを見つけられるか、とても難しいですね。
クレジットカードを選ぶときのポイントは大きく分けて4つ。これからこの4つのパターンに絞って、シンプルにクレジットカードの選び方をまとめていきます。仮に4つのパターンに当てはまらない場合は、「年会費無料 x 好きなデザイン」で選んでしまえばOK。これらの理由も含めて解説していきます。
まずはカードを選ぶときの4つのパターンとしては、
- とにかくポイント還元率を重視したい
- 航空会社のマイルイを効率よく貯めたい
- 少し見栄を張りたい
- よく行くお店のポイントを貯めたい
が挙げられます。
ほとんどのクレジットカードは、これらの目的に必ず当てはまります。そのため、クレジットカードを探している理由がこの4つに当てはまらない場合は、特にクレジットカードの目的にはこだわりがないものとして「年会費無料 x 好きなデザイン」で選んでしまえばOKです。
その理由は簡単です。年会費費は無料で、「後払い」というクレジットカードのメリットだけを享受し、そのうえで自分が持ちたい好きなデザインを選べばいいのです。
クレジットカードをデザインで選ぶ場合は、以下のページから券面を見ながら絞り込んでいくことができます。最初に年会費「無料」をクリックして、お好みの色やイメージを探してください。
クレジットカードのデザイン一覧から絞り込んで検索
それと、世代別に「こういったカードを持っていると便利ですよ」という情報もまとめています。こちらは、ある程度の利用目的が決まっている場合に選びやすいかもしれません。よろしければ参考にしてください。
世代別おすすめクレジットカード一覧
それでは、4つの主な目的ごとにおすすめのカードをまとめていきます。
とにかくポイント還元率を重視したい
ポイント還元率を重視して選びたい場合は、まず「一般・ゴールド・プラチナ」のグレードを決める必要があります。グレードが決まっている場合は、以下に記載の各グレードのリンク先から、一覧画面にて「還元率」の項目をソートしてください。すると還元率が高い順にカードが並びます。その中で、例えば年会費が無料のカードを探したりすることができます。
各グレードの一覧画面(人気順に並んでいます)
ちなみに各グレードの中で最も高い還元率は、
グレード | カード名 | 還元率 | 年会費 |
---|---|---|---|
一般カード | リクルートカード | 1.2% | 無料 |
ゴールドカード | 三井住友カード ゴールド(NL) | 0.5~1.5% | 5,500円 |
プラチナカード | エポスプラチナカード | 0.5~2.5% | 30,000円 |
となります。ほかのカードを検討する場合にも、このカードの内容を基準にすると選びやすいでしょう。
また「一般・ゴールド・プラチナ」のグレード選びで迷っている場合は、以下の記事を参考にしてください。
年会費とポイント還元率の損益分岐点、最もお得なクレジットカードのグレードは?
航空会社のマイルイを効率よく貯めたい
マイルを効率良く貯めたい場合は、それぞれの航空会社が発行するクレジットカードを申し込むのが近道です。飛行機への搭乗でマイルが貯まるのはもちろん、普段のショッピングでもマイルが貯まります。
ショッピングでもマイルが貯まるというと、一般的なクレジットカードでもポイントをマイルに交換することができますが、マイルへの換算率が低くなることがほとんどです。
例えば、
「JALカード(CLUB-A + ショッピングマイル)」なら200円で2マイル貯まりますが、年会費が近い「UCプラチナ」だと1,000円で2ポイント貯まり、200ポイントで500マイルと交換できます。これは200円あたり1マイルの計算となります。つまり同じ金額の支払いをしたとても、JALカードよりも半分のマイルしか獲得できないのです。
このように一般的なカードでマイルを獲得しようとすると、ポイントからの交換率のせいで極端に獲得マイルが下がることとなります。
カード名 | 獲得ポイント | 獲得マイル |
---|---|---|
JALカード(CLUB-A + ショッピングマイル) 15,950円 | - | 200円で2マイル |
UCプラチナ 16,500円 | 1,000円ごとに2ポイント 200ポイントで500マイル | =10万円で500マイル =200円で1マイル |
マイルを効率良く貯めたいのであれば、各航空会社が発行するカードを申し込むべきとなります。
※人気のJALカードとANAカードは種類がとても多く発行されています。選び方のヒントをまとめていますので、このカードを検討している人はぜひ参考にしてください。
JALカードの選び方 マイルが一番貯まるカードは? ~基本から徹底比較~
ANAカードのプランを把握して、最適な1枚にたどり着こう!
以下に各航空会社のマイルが貯まるカードをまとめています。よく利用する航空会社のカードを持っていると、マイルを貯めるのもはかどります。
各航空会社とマイレージが貯まる提携カード
航空会社 | カード名 |
---|---|
日本航空 | JALカード |
全日空 | ANAカード |
スターフライヤー | スターフライヤープレミアムカード |
ソラシドエア | Solaseed Airカード |
エアドゥ | AIRDOカード |
ユナイテッド航空 | MileagePlusカード |
デルタ航空 | デルタ スカイマイルカード |
ハワイアン航空 | ハワイアンエアラインズVISAカード |
シンガポール航空 | クリスフライヤーVISAカード |
タイ航空 | ロイヤルオーキッドプラスVISAカード |
ベトナム航空 | ベトナムエアラインズカード |
大韓航空 | SKYPASSカード |
エールフランス航空/KLMオランダ航空 | フライング・ブルーVISAカード |
ルフトハンザドイツ航空 | Miles & More MUFG CARD Platinum American Express Card |
少し見栄を張りたい
どうせクレジットカードを持つなら、ステータスでちょっと見栄を張りたい。そういうカードを持つことで、自分に自信をつけたいと思うことはごく自然です。見栄を張るにしても、年代ごとで見栄が張れるカードは大きく異なりますので、まずはこちらをご参照ください。
世代別おすすめクレジットカード一覧
この各世代別でおすすめしているカードの、自分の一つ上の世代を選ぶことでそれぞれに合った「適度な見栄張りカード」となります。20代だったら30代の、30代だったら40代のカードを候補に選んでみましょう。
年代や年会費などの条件を考えないで、見栄を張れるおすすめのカードとしては・・。
まずは、ひと昔前の輝きは多少衰えたといえ、まだまだ高いステータスを誇る「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」

ゴールドカードといえばアメックスゴールド
筆者も30代のほとんどをメインカードとして所有していました。何一つ困ることなく、それでいて持っていて少し誇らしいカードでした。やはり歴史が長いこのデザインは、所持していてとても品格が感じられます。
もう一枚、お手軽に見栄を張るなら「UCプラチナカード」です。

とても1万円台に見えないプラチナカード
年会費が16,500円なので、上記アメックスゴールドの約半分の年会費です。やすいプラチナカードなんてどうなんだと思うかもしれませんが、サービス内容は他のプラチナカードに全く引けを取りません。
ポイント還元率も1%、ホテルや各種チケットの優待、空港ラウンジやコンシェルジュサービスも付帯です。このカードは、見栄を張りたい目的では最適の1枚かもしれません。
よく行くお店のポイントを貯めたい
近所のスーパーや決まったデパートなどで頻繁にショッピングをする場合は、その店舗が発行するクレジットカードを申し込むのが最もお得です。ポイントが2倍3倍になったり、曜日によって5%や10%オフになることもあります。
例えば「イオンカード」は、イオングループ各店舗の利用でポイントが2倍になり、毎月20・30日は買い物代金が5%OFFとなります。マルエツカード、ツルハドラグカードも各店舗でポイントが2倍、百貨店ならタカシマヤセゾンカードで最大5倍のポイントが獲得できます。
また、各スーパーや量販店の独自ポイントが同時に貯まるカードも多くあります。自分がよく行く店舗でカードを発行していないか確認しましょう。
あとは、QUICPayの支払いで常に2%になるカード「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」もおすすめです。スマホに登録して、QUICPayとして支払うことで簡単に2%の還元率となりますので、見逃す手はありません。
QUICPayが使える店舗もかなり広範囲の業種にわたります。主要コンビニはもちろん、ガソリンスタンドやスパー、ドラッグストアまで利用できる場所が広がっています。
QUICPayの使えるお店一覧はこちら
ほかに、コンビニに特化するなら「セブンイレブン・ローソン・マクドナルド」の利用で最大5%のポイント還元になるカード「三井住友カード(NL)」もあります。
こちらは支払い時にそのままカードを「タッチ決済」することで完了します。小銭も使わず、支払いも簡単になるので普通におすすめです。
「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」も「三井住友カード(NL)」も入会費・年会費が無料なので、取りあえず作って試してみることができます。筆者はどちらのカードも所有して店舗ごとに使い分けていますが、ポイントが貯まりやすいメリットばかりでなく、本当に小銭を使わなくなり支払いがスマートになりました。
※QUICPayの利用法はとても簡単です。まずは自分のスマホで「Apple Pay,Google Pay」を通じてカードを登録します。支払いの際には「QUICPay(クイックペイ)」でと告げて、スマホでウォレット画面をかざすだけです。

スマホに登録してかざすだけです
クレジットカードの選び方まとめ
とにかくお得にポイントを貯めたいのであれば、各支払いごとに最もポイント還元率の良いカードで支払うことが理想です。
しかし、何枚もクレジットカードを持つことはあまり現実的ではありません。このあたりの対策は別にまとめてありますのでよろしければ参考にしてください。
【ポイント重視】年会費無料のクレカで最強2枚3枚の組み合わせ
正直なところ、毎月の支払いが数十万円になるとか、ポイ活をしていて1円単位で1ポイントも無駄にしたくないということでなければ、そんなにカード選びに悩む必要はありません。入会の特典があったり、お気に入りのデザインだったりで選べばOKです。
もちろん特にこだわりがなくカードを申し込む場合は、年会費は無料のカードを選びましょう。年会費が無料でも、昨今は本当にサービスが充実したラインナップになっています。
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