【ポイント重視】年会費無料のクレカで最強2枚3枚の組み合わせ

クレジットカードの「最強の組み合わせ」とは、ずばり1枚のカードでは取りこぼしてしまうサービスをお互いに補完しあえるカードの組み合わせです。とはいえ、目的や用途によりその内容は人により異なります。ここでは『年会費が無料』『ポイントを貯める』という条件に絞って、おすすめの組み合わせを解説します。
まず大前提として言えることは、利用店舗が限られるポイントやマイルを貯めるのであれば、それ専用のカードを作ることが最もお得ということです。例えばマイルを効率よく貯めるには、「JALカード」や「ANAカード」が断然お得です。また、各種デパートやスーパーが発行しているカードなら、その店舗でのショッピングで3倍・5倍と店舗専用のポイントが貯まることもあります。
ここでは対象を広く考えて、一般的に現金相当で利用できるポイント獲得を目的としています。
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「最強クレジットカードの組み合わせ」の定義
「最強クレジットカードの組み合わせ」のカードはどれか? 先に結論を書きたいところですが、多少クセがある部分もありますので順をおって解説していきます。結論をご覧になりたい場合はこちらをクリック↓してください。
まずクレジットカードでポイントを貯める際の究極は、全ての支払いをカードにして、なるべく高還元率でポイントを獲得することです。ですが現実はそれほど簡単ではなく、カード払いができない支払いがあったり、こちらでは高還元率だが一方ではイマイチということが多くあります。
例えば日々の主な支払いをまとめてみると、
生活での支払い
- スーパーでの買い物
- コンビニでの買い物
- ドラッグストアでの買い物
- 飲食店
- ガソリン
- 高速道路
- 家賃
- スマホ
- 保険
ネットサービス
- Amazon
- 楽天市場
- ヤフーショッピング
- その他ネットショップ
- アプリや各種サブスク
これらの支払いにおいて1枚のカードで済ませつつ、高還元率を受けられるのが理想です。現実はそういった魔法のカードがないので、いろいろ工夫をしなければなりません。
または、支払いごとに最大限のポイント還元が受けられるカードを複数枚もつことも考えられますが、貯めたポイントが分散してしまうのがネックです。ただしこの場合、ポイントが分散するだけで実質的に損をすることはないので、「カードを何枚持つか」「ポイントはできるだけまとめたい」のかを線引きする必要があります。
たとえば、
- クレジットカード10枚を使い分ける → 月に50ポイントx10枚で500ポイント貯まった
- クレジットカード3枚で使い回す → 月に1,50ポイントx3枚で450ポイント貯まった
となった場合、1の場合はトータルで500ポイント貯まったものの、各カードごとではわずかなポイントです。2の場合はトータルで450ポイントですが、各カードごとのポイントはそれなりに積み上がっていきます。カードを多く持って支払いを分散させると、それだけポイントも分散してしまいます。
究極まで得られるポイントを高めたい場合は、その支払いで最も高還元率となるカードをそれぞれ所有する必要があります。このパターンは年会費無料のカードであれば、基本的に損をすることはありません。ただし手間や管理が煩雑になるデメリットがあります。
もしくは、できるだけ広範囲に「還元率が高いカードを1枚ベース」に所有しつつ、特定の支払いやサービスにおいて「還元率が高く、かつ利用頻度や支払いの金額も高い」とき用のカードを所有する方法があります。これから解説するのはこのパターンとなります。
「最強クレジットカードの組み合わせ」ベースとなる1枚
さて、それではベースとなる普段使いする1枚ですが、こちらは「年会費無料」で「最も高還元率」という条件で選ぶだけです。これで、広範囲に高還元率を受ける土台をつくります。
基本となる支払いはこの1枚に集約することで、無駄なくポイントを貯めていけます。
リクルートカード
年会費 | 永年無料 |
---|---|
還元率 | 1.2% |
申込資格 | 18才以上で本人または配偶者に安定収入 |
ETC | 無料 |
旅行保険 | 最高2,000万円 |
年会費無料ながら還元率1.2%と、一般的なゴールドカードをしのぐ高還元率が特徴のカードです。
基本的に還元率が1%を超えていれば、ベースとする1枚にしてもそれほど差はありませんので、すでに以下のカードを持っている場合はそれで問題ないでしょう。もちろん新規で選ぶカードとして選択してもOKです。
ただし、ポイントの利用先が限られていたりなど使い勝手を選びますので、その点を含めて検討してください。
還元率1%で年会費無料のカード
カード名 | 難点 | 特徴 |
---|---|---|
JCB CARD W | 申し込みは39歳まで | JCBギフトカードと交換可能 |
楽天カード | 貯まるポイントは楽天ポイント | 楽天市場ではポイント3倍 |
PayPayカード | 貯まるポイントはPayPayポイント | Yahoo!ショッピングではポイント3倍 |
Amazon Mastercard | 貯まるポイントはAmazonポイント | Amazonではポイント1.5~2倍 |
利用額における、還元率1%と1.2%の差は
年間利用額 | 1%の還元額 | 1.2%の還元額 | 差額 |
---|---|---|---|
30万円 | 3,000円 | 3,600円 | +600円 |
50万円 | 5,000円 | 6,000円 | +1,000円 |
100万円 | 1万円 | 1.2万円 | +2,000円 |
200万円 | 2万円 | 2.4万円 | +4,000円 |
年間に200万円利用したとしても、還元率1%と1.2%の差は4,000円しかありません。
リクルートカードのメリット・デメリット
さて、還元率1.2%で最もおすすめするリクルートカードですが、ここでメリットとデメリットをまとめておきます。検討するときには、これらを把握して決めるようにしましょう。
リクルートカードのメリット
まずメリットは、年会費無料のカードの中で最高還元率ということです。還元率を優先する場合は、リクルートカードがほぼ1択となります。
それと、これは人によってはデメリットにもなり得るのですが、貯まったリクルートポイントを「Amazonポイント」「Pontaポイント」「dポイント」に交換できるという点です。還元率が高いカードのポイントは、総じて独自のサービスポイントを貯めることになり、その利用機会が限られることが多くあります。
このリクルートカードも貯まるポイントは「リクルートポイント」で、基本的に「じゃらん」や「HOT PEPPER」などリクルートのサービスで利用できるポイントとなります。
しかしながら、ポイントの交換先として「Amazonポイント」「Pontaポイント」「dポイント」が用意されているので、ポイントを効率よく一般的な支払いに回すことができます。もちろん等価交換です。
あとは、リクルートのサービス利用でポイントが優遇されるのも大きなメリットです。「じゃらん」や「HOT PEPPER」は利用機会も多いのではないでしょうか。
リクルートカードを持っているだけでポイントが優遇される点も特徴です。特に「じゃらん」は必然と利用金額が大きくなるので、貯まるポイントの増加分も大きくなります。
サービス名 | カード所有で | カード決済で |
---|---|---|
じゃらん | 2% | 3.2% |
HOT PEPPER グルメ | 50x人数分ポイント | 1.2% |
HOT PEPPER Beauty | 2% | 3.2% |
リクルートカードのデメリット
デメリットは先にお伝えした、ポイントの利用先が「リクルートのサービス」「Amazonポイント」「Pontaポイント」「dポイント」に限られるという点です。各種ギフトカードなど現金相当となる商品に交換することができません。
ですが、「Amazonポイント」「Pontaポイント」や「dポイント」を日常生活で利用している場合はデメリットと感じないでしょう。
利用していない場合は、以下を参考にしてください。新規で利用し始めるのはまったく面倒ではありません。それで、日常のあらゆる支払いにポイントを利用することができます。
「Amazonポイント」
「Pontaポイント」「dポイント」はリクルートIDのマイページで、連携するポイントを選んで登録を進めます。
「Pontaポイント」
Pontaカードを持っている場合は、Ponta会員IDを登録すれば連携が完了します。
持っていない場合は、スマホの「Pontaカード(公式)アプリ」に登録して連携する流れとなります。
これでスマホ経由で「Pontaポイント」を利用することができます。
「Pontaポイント」を利用できる店舗一覧はこちら です。
新規でカードを作り、「郵送でPontaカードを受け取る」か「近くの店舗でPontaカードを受け取る」の選択も可能です。
「dポイント」
dアカウントをすでに持っていたり、ドコモでアカウント登録している場合はdアカウントにログインをして登録すれば連携が完了します。dアカウントを持っていない場合は新規で登録 するだけです。
「dポイント」はスマホのアプリ経由で支払い(d払い)が可能です。
「dポイント」を利用できる店舗一覧はこちら です。
リクルートカードのまとめとして
「Pontaポイント」や「dポイント」に交換して利用することもできますが、リクルートポイントをそのまま利用して「じゃらん」で旅行費用を浮かせることでも大きなメリットがあります。
筆者は「じゃらん」の利用が多いので、主にポイントはこちらで消化しています。
また、1.2%の還元率はクレジットカードとしてはとても高い還元率なのですが、もしかすると「1.2%」自体がそれほど高くないと感じるかもしれません。
しかしながら、プラチナカードでも還元率の最高は2%です。ゴールドカードは自社店舗で使える独自ポイントでやっと1.5%です。しかも年会費が1万円以上なので、ポイントを貯めて年会費をペイするのも大変です。1.2%の還元率がいかに優遇されているかわかります。
年会費とポイント還元率の関係は別のページでまとめていますので、よろしければ参考にしてください。
年会費とポイント還元率の損益分岐点
それと還元率以外のリクルートカードのメリットなのですが、海外旅行傷害保険は最高2,000万円、国内が最高1,000万円です。最も利用頻度が高い治療補償は100万円となります。年会費無料の中ではかなりの好条件です。
これらの付帯保険も含めて、海外旅行などの高額商品は率先してリクルートカードを利用したいところです。
トータルで考えると、年会費無料でポイント還元率1.2%がいかに優れているか理解できます。この1.2%は、いかなる支払いに対しても加算される点がポイントです。
リクルートカード 公式サイトへ
「最強クレジットカードの組み合わせ」ベースに組み合わせる1枚
さて、次にベースとなる「リクルートカード」に組み合わせる1枚ですが、これはもちろん生活スタイルや利用の目的によって1枚に限らず、複数枚になっても問題ありません。
重要なのは「所有して負担がない」ことなので、年会費が無料で管理が複雑にならなければ、自分のスタイルに合わせて複数枚のカードを持っても何ら不都合はありません。
ただし、貯めるポイントが分散しすぎないようにすることが大切です。
組み合わせるカードで最も重要なのは、「該当のサービスを利用すると還元率が大幅にアップする」ということです。とにかくお得にポイントを貯めるためには、この還元率の割り増しがかかせません。
ただし注意点としては、たまにしか使わないサービスで専用のカードを作ってもポイントが分散してしまうだけなので、このあたりの見極めが必要となります。
これらを踏まえて、サービスを利用する頻度が多く、還元率がアップする専用カードがあるものをピックアップしてみます。自分の生活スタイルに合ったものを選んでみてください。もちろん年会費はいずれのカードも無料です。
カード名 | 還元率UPの利用先 | 貯まるポイント |
---|---|---|
セゾンパール カード | QUICPay利用で2%還元 | 永久不滅ポイント |
PayPayカード | Yahoo!ショッピング利用で3%還元 | PayPayポイント |
楽天カード | 楽天市場で3%還元 | 楽天ポイント |
Amazon Mastercard | Amazon利用プライム会員で2%還元 | Amazonポイント |
三井住友カード(NL) | セブンイレブン・ローソン・マクドナルドで最大5%還元 | Vポイント(現金相当で利用可) |
ちなみに利用頻度が高そうな「イオンカード」ですが、こちらはイオン系列の利用でも還元率が1%どまりなので、還元率1.2%のリクルートカードで支払いをしたほうがお得になります。
筆者はこのうち3枚のカードを実際に使いわけています。
- コンビニでの支払い:三井住友カード(NL)
- コンビニ以外でQUICPayが利用できる店舗:セゾンパール カード
- 楽天市場:楽天カード
利用頻度が高く高還元率なので、この程度の分散であればポイントがどんどん貯まっていきます。迷う場合は、QUICPayの利用でいつでも2%還元のセゾンパール カードを1枚、つくっておくことをおすすめします。
まとめとして「最強クレジットカードの組み合わせ」
当サイトがおすすめの組み合わせは次のとおりです。ベースのカードは確定として、組み合わせるカードはサービスの利用頻度に合わせて組み替えましょう。
複数枚のカードを所有したとしても、今はスマホのウォレットに登録して利用もできますので、それほど煩雑になったり財布がカードでいっぱいになる心配もありません。ただし、貯めるポイントが分散されすぎないように注意しましょう。
いまや電子マネーも広く普及し、小銭などのやり取りがないスマートな支払いが一般化しています。まだ現金で支払いをする機会が多い場合は、そういったキャッシュレスのスタイルに切り替えてはいかがでしょうか。
今回ご紹介のカード一覧
ベースとなる「リクルートカード」
カード名 | 還元率 | 貯まるポイント | 交換ポイント |
---|---|---|---|
リクルートカード | 1.2% | リクルートポイント | Pontaポイント、dポイント |
リクルートカード 公式サイトへ
※限定的にポイントプレゼントをする時があるので、お申し込みはその時がおすすめです
リクルートサービスでの還元率アップ
サービス名 | カード所有で | カード決済で |
---|---|---|
じゃらん | 2% | 3.2% |
HOT PEPPER グルメ | 50x人数分ポイント | 1.2% |
HOT PEPPER Beauty | 2% | 3.2% |
ベースに組み合わせるカード
カード名 | 還元率UP | 貯まるポイント |
---|---|---|
セゾンパール カード | QUICPay利用で2%還元 | 永久不滅ポイント |
PayPayカード | Yahoo!ショッピング利用で3%還元 | PayPayポイント |
楽天カード | 楽天市場を利用で3%還元 | 楽天ポイント |
Amazon Mastercard | Amazon利用プライム会員で2%還元 | Amazonポイント |
三井住友カード(NL) | セブンイレブン・ローソン・マクドナルドで最大5%還元 | Vポイント(現金相当で利用可) |