三井住友カード「選べる無料保険」まとめ。どれがおすすめ?

どの保険プランを選ぶ?

このページでは、2022年4月14日から始まった三井住友カードの「選べる無料保険」についてまとめています。各カードの補償内容を一覧にして、どの保険プランが自分に最適なのかを整理してわかりやすくまとめています。

選べる保険の種類と、切り替えのルール

選べる保険プランは全部で4つ。カード契約時の最初の状態は「海外・国内旅行傷害保険」が有効となっていますが、これを自分の生活スタイルに合わせて自由に変更することができます。

選べる保険プランの種類

  1. 旅行安心プラン(海外・国内旅行傷害保険)
    楽しい家族旅行
    これまで付帯されていた、海外旅行や国内旅行における傷害保険です。最初はこの保険が付帯されており、他の保険プランに切り替えるまで有効となります。
  2. 日常生活安心プラン(個人賠償責任保険)
    うっかり壊してしまった
    日常の生活で、個人として賠償する責任が生じたときに補償を受けられる保険プランです。他人にケガをさせてしまったり、他人のモノを壊してしまい賠償の責任が生じたときにその損害が補償されます。
  3. ケガ安心プラン(入院保険:交通事故限定)
    あぶない交通事故
    交通事故が原因でケガをして入院した場合に、入院費用と手術費用が補償される保険プランです。入院時の一時金もあります。
  4. 持ち物安心プラン(携行品損害保険)
    カメラを落とさないように
    身の回りの持ち物が、盗難・破損・火災などの被害で損害を受けた場合に補償される保険プランです。レンタル品なども含め、他人から預かった財産(受託物)の損害に対する補償もされます。

切り替えのルールや、補償開始のタイミング

新しいカードが手元に届いたときは、保険プランは「旅行安心プラン(海外・国内旅行傷害保険)」となっています。いま現在持っているカードでも、とくに切り替えの手続きをしていなければ「旅行安心プラン」のままです。

別の保険プランに切り替えて有効になるタイミングは、

毎月20日までに選択したプランが、翌月1日午前0時から補償開始となります。

そして、選んだプランの「補償期間は補償開始から1年間」となり、満了まで別のプランに変更することはできません。つまり切り替えた保険プランの補償期間中に、海外旅行の予定があるからそれに合わせて「旅行安心プラン」に戻すなどはできません。

また、補償期間満了時の前月20日までにプランの変更手続きがされない場合は、同様の保険プランが継続されます。保険プランはコロコロ変更するというものではなく、他で持っているカードの保険内容や生活プランを考えて、長く補償を受けるつもりで決めましょう。

カードの切り替えで保険プランがリセット

例えば一般カードからゴールドカードに切り替えたとき、元のカードで保険プランを変更していた場合は旅行安心プラン(初期設定)に戻ってしまいます。カードの切り替えをした場合は、必要に応じて改めて保険プランを変更しましょう。

補償対象外となる運動や職業、携行品

各保険プランにおいて、補償の対象外となる行為やモノが定められています。基本的に、「危険をともなう行為」や「頻繁に壊れやすい・失くしやすいモノ」が対象となっています。保険プラン変更の際にはこれらを踏まえて選択するようにしましょう。個人的には「スマホ」や「ノート型パソコン」が、補償対象とならないのは残念なところです。

補償対象外となる運動等
(日常生活安心プラン/ケガ安心プラン/持ち物安心プラン共通)

山岳登はん(*1)、リュージュ、ボブスレー、スケルトン、航空機(*2)操縦(*3)、スカイダイビング、ハンググライダー搭乗、超軽量動力機(*4)搭乗、ジャイロプレーン搭乗その他これらに類する危険な運動

  • *1 ピッケル、アイゼン、ザイル、ハンマー等の登山用具を使用するもの、ロッククライミング(フリークライミングを含み、登る壁の高さが5m以下であるボルダリングは含みません。)をいいます。
  • *2 グライダーおよび飛行船は含みません。
  • *3 職務として操縦する場合は含みません。
  • *4 モーターハンググライダー、マイクロライト機、ウルトラライト機等をいい、パラプレーン等のパラシュート型超軽量動力機は含みません。

補償対象外となる職業
(日常生活安心プラン/ケガ安心プラン/持ち物安心プラン共通)

オートテスター(テストライダー)、オートバイ競争選手、自動車競争選手、自転車競争選手(競輪選手)、モーターボート(水上オートバイを含みます。)競争選手、猛獣取扱者(動物園の飼育係を含みます。)、プロボクサー、プロレスラー、ローラーゲーム選手(レフリーを含みます。)、力士その他これらと同程度またはそれ以上の危険な職業

補償対象とならない主な「携行品」
(持ち物安心プラン)

  • 船舶(ヨット、モーターボート、水上バイク、ボートおよびカヌーを含む)、航空機、自動車、原動機付自転車、雪上オートバイ、ゴーカートおよびこれらの付属品、自転車、ハンググライダ-、パラグライダー、サーフボードウインドサーフィン、ラジコン模型およびこれらの付属品
  • 携帯電話、PHS、ポケットベルなどの携帯式通信機器、ノート型パソコン、その他の携帯式パソコン、ワープロ、タブレット端末、ウェアラブル端末などの携帯式電子事務機器およびこれらの付属品
  • 義歯、義肢、コンタクトレンズ、眼鏡、補聴器
  • 動物、植物
  • 株式、有価証券(乗車券など、定期券、通貨および小切手は補償の対象となります)、印紙、切手、預金証書または貯金証書(通帳およびキャッシュカードを含む)、クレジットカード、ローンカード、プリペイドカード、電子マネー
  • 漁具(釣竿、竿掛け、竿袋、リール、釣具入れ、クーラー、びく、たも網、救命胴衣およびこれらに類似のつり用に設計された用具)
  • 稿本(本などの原稿)、設計書、図案、証書(運転免許証およびパスポートを含む)、帳簿、ひな形、鋳型、木型、紙型、模型、勲章、き章、免許状およびこれらに類する物(印章は補償の対象となります)
  • テープ、カード、ディスク、ドラムなどのコンピュータ用の記録媒体に記録されているプログラム、データ
  • など

補償対象とならない主な「受託物」
(持ち物安心プラン)

  • 日本国外で受託した物
  • 通貨、預貯金証書、有価証券、印紙、切手
  • 稿本(本などの原稿)、設計書、図案、証書、帳簿
  • 貴金属、宝石、書画、骨董(とう)、彫刻、美術品
  • 自動車(被牽(けん)引車を含む)、原動機付自転車、船舶(ヨット、モーターボート、水上バイク、ボートおよびカヌーを含む)、航空機およびこれらの付属品
  • 銃砲、刀剣
  • 動物、植物などの生物
  • 建物(畳、建具、浴槽、流し、ガス台、調理台、棚および電気・ガス・暖房・冷房設備その他の付属設備を含む)
  • 門、塀、垣、物置、車庫その他の付属建物
  • 補償対象外となる運動等を行っている間のその運動等のための用具、動物・植物等の生物
  • など

※詳しくは「VJ保険デスク:0120-658-811」にお問い合わせください。

対象カードと補償内容

プラチナカード

対象のカード
旅行安心
プラン
日常生活安心
プラン
ケガ安心
プラン
持ち物安心
プラン
海外旅行傷害保険
【自動付帯】
  • 死亡後遺障害:最高1億円
  • 傷害治療:500万円
  • 疾病治療:500万円
  • 賠償責任:1億円
  • 携行品損害:100万円
  • 救援者費用:1,000万円
すべて見る
海外旅行傷害保険 家族特約
【自動付帯】
  • 死亡後遺障害:最高1,000万円
  • 傷害治療:500万円
  • 疾病治療:500万円
  • 賠償責任:1億円
  • 携行品損害:100万円
  • 救援者費用:1,000万円
海外航空便遅延保険
【自動付帯】
  • 乗継遅延:2万円
  • 遅延・欠航・搭乗不能:2万円
  • 手荷物遅延:2万円
  • 手荷物紛失:4万円
国内旅行傷害保険
【自動付帯】
  • 死亡後遺障害:最高1億円
  • 入院日額:5,000円
  • 通院日額:2,000円
  • 手術費用:最高20万円
国内航空便遅延保険
【利用付帯】
  • 乗継遅延:2万円
  • 遅延・欠航・搭乗不能:2万円
  • 手荷物遅延:2万円
  • 手荷物紛失:4万円
個人賠償責任危険補償
最高1億円
傷害死亡・後遺障害
30万円
【本人のみ】
傷害入院補償
7,000円/日
傷害入院一時金補償
10万円
携行品損害補償
最大25万円
受託物賠償責任補償
最大10万円

プリファード、ゴールドカード

対象のカード
旅行安心
プラン
日常生活安心
プラン
ケガ安心
プラン
持ち物安心
プラン
海外旅行傷害保険
【利用付帯】
  • 死亡後遺障害:最高5,000万円
  • 傷害治療:300万円
  • 疾病治療:300万円
  • 賠償責任:5,000万円
  • 携行品損害:50万円
  • 救援者費用:500万円
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海外旅行傷害保険 家族特約
【利用付帯】
  • 死亡後遺障害:最高1,000万円
  • 傷害治療:200万円
  • 疾病治療:200万円
  • 賠償責任:2,000万円
  • 携行品損害:50万円
  • 救援者費用:200万円
国内旅行傷害保険
【利用付帯】
  • 死亡後遺障害:最高5,000万円
  • 入院日額:5,000円
  • 通院日額:2,000円
  • 手術:最高20万円
個人賠償責任危険補償
最高100万円
傷害後遺障害等級第1~7級限定補償
5万円
【本人のみ】
傷害入院補償
3,000円/日
傷害入院一時金補償
2万円
携行品損害補償
(免責3,000円)
最大5万円
受託物賠償責任補償
(免責5,000円)
最大10万円

その他のカード

対象のカード
旅行安心
プラン
日常生活安心
プラン
ケガ安心
プラン
持ち物安心
プラン
海外旅行傷害保険

ゴールド(NL)、Oliveフレキシブルペイ(ゴールド)、一般A、一般A(学生)、アミティエ、アミティエ(学生)

【利用付帯】
  • 死亡後遺障害:最高2,000万円
  • 傷害治療:100万円
  • 疾病治療:100万円
  • 賠償責任:2,500万円
  • 携行品損害:20万円
  • 救援者費用:150万円
国内旅行傷害保険
【利用付帯】
  • 死亡後遺障害:最高2,000万円
すべて見る
海外旅行傷害保険

一般、一般(学生)、一般(NL)、Oliveフレキシブルペイ(一般)、一般(CL)

【利用付帯】
  • 死亡後遺障害:最高2,000万円
  • 傷害治療:50万円
  • 疾病治療:50万円
  • 賠償責任:2,000万円
  • 携行品損害:15万円
  • 救援者費用:100万円
海外旅行傷害保険

ヤングゴールド、エグゼクティブ

【利用付帯】
  • 死亡後遺障害:最高3,000万円
  • 傷害治療:100万円
  • 疾病治療:100万円
  • 賠償責任:4,000万円
  • 携行品損害:25万円
  • 救援者費用:150万円
国内旅行傷害保険
【利用付帯】
  • 死亡後遺障害:最高3,000万円
個人賠償責任危険補償
最高20万円
傷害後遺障害等級第1~7級限定補償
5万円
【本人のみ】
傷害入院補償
1,000円/日
傷害入院一時金補償
1万円
携行品損害補償
(免責3,000円)
最大3万円
受託物賠償責任補償
なし

「選べる無料保険」の変更方法

【パソコンの場合】

Vpassにログインします。ログイン後の中段あたりにある「選べる無料保険」バナーをクリック。

Vpassログイン画面

「選べる無料保険」ページに遷移しますので、各保険プランの内容を確認します。下段までスクロールすると「お手続きへ」ボタンがありますのでクリックします。

「選べる無料保険」ページ

「保険プラン選択」ページに遷移しますので、切り替えたい保険プランを選択します。「重要事項のご説明」など、チェックボックスにチェックを入れて「申し込む」ボタンを押します。

「保険プラン選択」ページ

【Vpassアプリ(スマホ)の場合】

Vpassアプリにログインします。右下にある「メニュー」をタップします。

Vpassアプリのログイン画面

メニュー画面に遷移しますので、最下段までスクロールして「Myページ」をタップします。

Vpassアプリのメニュー画面

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VpassのMyページ画面

「選べる無料保険」ページに遷移しますので、各保険プランの内容を確認します。下段までスクロールすると「お手続きへ」ボタンがありますのでクリックします。

「選べる無料保険」ページ

「保険プラン選択」ページに遷移しますので、切り替えたい保険プランを選択します。「重要事項のご説明」など、チェックボックスにチェックを入れて「申し込む」ボタンを押します。

「選べる無料保険」まとめ

クレジットカードに付帯している保険は、長年「旅行傷害保険」が一般的でした。カードのグレードによって、この補償内容が変化し高グレードほど厚遇されるのも一般的なことです。

しかしながらそもそも海外旅行に行かないケースや、国内旅行は利用付帯で使いにくいといったケースも目立ちます。そこに一石を投じることとなった三井住友カードの「選べる無料保険」ですが、非常に画期的で選択肢が広がる素晴らしいサービスだと思います。

さて、それでは「選べる無料保険」のどの保険を選ぶのがベストな選択となるでしょうか? ここは各個人の生活スタイルに依存するため、どれがベストとははっきり決めることはできませんが、個人的な見解をまとめてみたいと思います。

まず、複数枚のカードを持っていて、他のカードで「旅行傷害保険」がある程度補償されているのであれば、三井住友カードの保険は「旅行傷害保険」以外の保険に変更してしまってよいと思います。※複数のカードを所持している場合の、旅行傷害保険金の計算方法はこちらにまとめてありますので、ご参照ください。

三井住友カードの「旅行傷害保険」をメインで利用している場合は、変更せずにこのままの付帯状態にしておきましょう。もちろん旅行に行く頻度にもよりますが、利用する確率と補償内容を鑑みると「旅行傷害保険」を選択しておくのが最も適当であると考えます。

変更する場合は、どの保険に変更するのがベターか? これは自分の生活スタイルの中で、過去にどのような事故が発生していて、また将来的にどのリスクが高いかによります。

保険プラン考えられるリスクなど
日常生活安心プラン他人に損害をあたえた経験がある、仕事がら他人のものを壊す可能性があるなど
ケガ安心プラン交通事故にあったことがある、自転車を頻繁に利用するので交通事故に遭う危険性が高いなど
持ち物安心プラン高価なものを盗まれたり壊した経験がある、高価なものを外で利用する機会が多いなど

このあたりを加味しながら選択するのがいいでしょう。

それでは個人的な見解とはなりますが、各グレードごとの補償内容を踏まえて以下のプランをおすすめしたいと思います。

グレードおすすめのプラン
プラチナカードの場合やはり、業界随一の補償を誇る「旅行安心プラン」のまま利用するのが最もおすすめです。変更するのであれば、個人賠償責任危険補償が1億円と十分に安心できる「日常生活安心プラン」をおすすめします。
プリファード、
ゴールドカードの場合
プラチナよりもぐっと補償内容は落ちますが、大きな事故でない限り問題なくカバーされる、個人賠償責任危険補償が最高100万円の「日常生活安心プラン」をおすすめいたします。筆者もこちらに変更しています。
その他のカードの場合最も頻度が高くなりそうな、携行品損害補償が最大3万円の「持ち物安心プラン」をおすすめいたします。正直なところ、年会費無料のカードにこの保険が付帯されて(良い意味で)いいのだろうかと思うくらいおすすめです。

「選べる無料保険」対象の三井住友カード

プラチナカード
プリファード、ゴールドカード
その他のカード

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