家族カードを別口座にしたい場合 対応するクレカとメリット・デメリット

クレジットカードの家族カードは、ほとんどが年会費無料で作れるお得なサービスです。ポイントを合算して貯めたり、本会員と同等の保険が付帯されたりと大きなメリットがあります。
ただ、唯一のデメリットといえるのは支払口座が本会員にまとめられるという点です。手続きの手間や、総合的なメリットを考えれば妥協できる内容かもしれませんが、できれば家族でも自分の利用明細を知られたくないこともあります。
そこで「家族カードでも口座を個別」に設定できれば、家族に気兼ねなくカードが使えるのにとなるわけです。
まず結論を申し上げると、対応するカードはわずかですが存在します。個別口座の家族カードを希望する場合は、そのカードを申し込む必要があります。もちろん、現在対応するカードを持っていれば新たに設定するだけで済みます。
個別口座の家族カードに対応するカード
三井住友カード ゴールド、または三井住友カード プラチナの「パーソナルアカウントタイプ」サービスにより、家族カードで個別口座の設定が可能です。利用明細も個別に送付されます。

洗練された輝きのゴールドカード

三井住友カード最高峰の品質
「ディズニー★JCBカード」や「シナジーJCBカード」など一部のJCB提携カードも可能ですが、カード発行会社ごとに対応が異なります。実質、三井住友カードが使い勝手も含めて、個別口座に対応する貴重なカードといえます。
※三井住友カード プラチナプリファード、三井住友カード ゴールド(NL)、三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは、三井住友カードのゴールド・プラチナカードですが「パーソナルアカウントタイプ」の申し込みはできません。
※インターネット上では、JCBゴールドカードの「利用者支払型家族カード」も個別口座にできるという情報を見かけますが、すでにこのサービスは利用を停止しています。JCBゴールドカードの家族カードでは、口座を個別にできませんのでご注意ください。
カードの年会費と「パーソナルアカウントタイプ」家族会員の年会費
年会費 | 家族会員 | ||
---|---|---|---|
初年度 | 翌年度以降 | ||
三井住友カード ゴールド | 11,000円 | 無料 | 1,100円 |
三井住友カード プラチナ | 55,000円 | 無料 | 1,100円 |
※家族カードで年間の利用回数が3回以上の場合、翌年度の年会費が無料となります。また、家族カード2枚以降は必ず1,100円がかかります。
家族カードで個別口座にするメリット・デメリット
最大のメリットは、家族の間でもカード利用のプラバシーが守られること。利用履歴も個別に確認することができます。
この裏返しとしてのデメリットが、ポイントも個別の管理となることです。家族カードのメリットである、「ポイントを合算して貯める」ことができなくなります。
そう考えるとカードを個別にそれぞれ持つのと変わらない気もしますが、三井住友カードは太っ腹なので通常の家族カードと同様の条件で「パーソナルアカウントタイプ」の家族カードを発行できます。つまり、ほぼ無料で「パーソナルアカウントタイプ」家族カードを追加できるのです。
口座や利用履歴、ポイント管理が分かれれば、運営の手間もそれだけかかります。ニーズがそれほどないこともありますが、この点が他のクレジットカードでサービス提供のない大きな理由でしょう。
「三井住友カード ゴールド」「三井住友カード プラチナ」のサービス内容は、全クレジットカードの中でもトップクラスの品質です。メインのカードとして利用できる非常に優れたカードです。
各カードの詳細はこちらをご覧ください。プラチナは実際に利用したレビューもあります。
三井住友カード ゴールド 説明ページ
三井住友カード プラチナ 説明ページ